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催涙スプレーの噴射タイプ - リキッドタイプ(液状噴射)
リキッドタイプの噴射方式は、催涙液を一筋の液体として噴射する方式です。
子供が遊ぶ水鉄砲や昆虫採集の注射器から水を噴射するようなイメージで液状のガスを噴射します。
リキッドタイプ噴射の様子
>> 催涙スプレーページ
スプレーの構造
催涙スプレーは圧力缶とノズルで構成されています。圧力缶には催涙成分と溶剤、そして代替フロンのような高圧ガスが封入されており、ノズル部を押す事で内容物を噴射します。
催涙スプレーには誤噴射防止のために安全ロックが用意されていますので、それぞれのロック方式に従ってロックを解除した上で噴射ボタンを押します。
噴射は缶の中が空になるまで連続して噴射可能ですが、連続での噴射は圧力缶の内部圧力を急激に低下させるため缶本体が冷たくなり、噴射力が低下する可能性があります。催涙スプレーの缶部を手の平でしっかり握っていればある程度の温度低下は防げるため、噴射力の低下を軽減できます。
大型の催涙スプレーは噴射の際に噴射による反動がありますので、噴射する時は催涙スプレー本体をしっかりと持って下さい。
使い切っていない催涙スプレーをそのまま廃棄するのは危険なのでやめてやめて下さい。
催涙スプレーはどうやって廃棄処分したらいいですか?
リキッドタイプ(液状噴射)の長所
リキッドタイプの長所は風に強く、有効射程距離が比較的長い点です。
リキッドタイプは催涙成分を一筋の液体状として噴射しますので、ミストタイプに比べると風の影響を受けにくくなっています。また、液体自体が霧状に比べて重いため、飛距離が長くなります。さらに狭い空間(部屋や車内など)で使用しても大気中に充満充しにくく、噴射した人自身が受ける催涙スプレーの影響を最小限に抑える事ができます。(実際にはごく一部の催涙成分が霧状となって大気中に漂うため、室内への充満が全くゼロではありません)
また、相手の顔に当たった時はミストのような霧状でなく液体そのものが直接目などに入るため、高い撃退効果が期待できます。
リキッドタイプ(液状噴射)の短所
リキッドタイプの欠点は狙いにくさです。
リキッドタイプはミストタイプ(霧状)と違い、噴射した催涙液はほとんど広がらないまま飛んでいきます。なので遠方になればなるほど命中させる事がむずかしくなります。これは至近距離であれば全く問題ありません。
リキッドタイプの噴射において、ごく一部の催涙成分が霧状となって大気中に放出される可能性があります。屋外で使用の際は自分の位置が風下にならないように注意して下さい。狭い空間(室内や車内)などで使用する場合は息を止め、目は薄目にした上で使用し、すぐにその場を離れたほうが賢明です。万が一自分に催涙スプレーの効果が及ん場合は目がシバシバなったり喉がひりひりしたりするかもしれませんが、これらの症状は数十分で完全に回復します。