山道で怖かった体験談

私の趣味は釣りです。それでよく渡船を利用して離島に渡り、一晩を過ごします。そんななか、先日怖い体験をしました。

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その日に渡った島には釣り場が2箇所ありました。まず1つめの釣り場で釣りをしたのですが、思ったほど釣れないため移動することにしました。

2つめの釣り場までは歩いて1時間ほどかかる距離で、ほとんど人が住んでいない山のような島の真ん中を、縦断しなければなりません。友人と2人で行ってたのですが、深夜の山歩きに加え、島のあちらこちらに「イノシシ注意」の看板があるので、危ないのではないかと話し合いました。しかし釣るためには行くしかないという結論になり、荷物をまとめて移動を開始しました。

出発してすぐ、長い上り坂を登ってゆくとすぐ、周囲はうっそうとした密林になりました。街灯もなく真っ暗です。できるだけ早く次の場所に着きたかったので、友人と二人早足で歩いていました。

すると、道路脇の斜面の上のところで「バキッ」と音がしました。

ぎょっとして足が止まり、友人と二人で顔を見合わせました。持っていた懐中電灯で照らしてみますが、あたりはうっそうした森で見通しが全く効きません。近くの木々は照らされますが、少し奥になると真っ暗の暗闇です。これはイノシシかもしれないと考え、歩調をさらに早めて歩き出しました。

歩いていると、また別の場所で「バキッ、バキッ」と枝を踏むような音がします。

万が一に備え、私は持っていた催涙スプレーを、いつでも使用できるように準備しました。友人は投げつけられるようなものを選び、利き手に持ちました。そのまま周囲に注意を払いながら歩き続けました。

それからも、道路脇では私達が通り過ぎるのに合わせるように、いろいろな音がしました。草や茂みをかき分ける音、枝が折れる音、何かが移動しながら枯葉を踏む音などです。

何かがいる、それだけは確定的ですが、姿は全くわからないという恐怖感を感じたまま、友人と二人でただひたすら歩き続けました。

約1時間で移動先の釣り場に着き、明かりと数件の民家にほっとしたのを覚えています。到着したときは友人は、汗だくで安堵の表情を浮かべていました。きっと私も同じだったと思います。

この恐怖の体験がイノシシだったのか、野犬だったのかはわかりません。しかし密集した山林の中で移動していた音は、人ではないことは確信できます。もしあのとき、催涙スプレーを持っていなければ、危険に対する有効な手段はありませんでした。あのとき、友人と顔を見合わせ、万が一の時には催涙スプレーで対抗する最終手段があるという安心感に救われたのを、鮮明に覚えています。

山林など人里離れた場所で危険に遭遇した場合、助けを呼ぶことは不可能です。もしものときには自分自身で対処するしか方法はありません。今回の経験で、このことを身をもって痛感しました。

野外活動において、催涙スプレーは最低限必要な安全装備です。山間に出向く方は野生動物対策を忘れないようにしてください。野外での安全対策は何よりも最も重要です。現実に危険と遭遇してから後悔しても手遅れになりますのでご注意ください。

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KSP店長 白石

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