ストーカー・空き巣被害者の実際の声と重要な自宅内防犯

東京の三鷹でストーカーによる凄惨な事件がありました。

高3女子刺殺 「クローゼット潜伏」容疑者、署の安否確認後襲う

 東京都三鷹市で高校3年の鈴木沙彩(さあや)さん(18)が刃物で切られて殺害された事件で、京都市右京区、無職、池永チャールストーマス容疑者(21)=殺人未遂容疑で逮捕=が「鈴木さん宅に侵入し、クローゼットの中で隠れて待ち伏せしていた」と供述していることが10日、捜査関係者への取材で分かった。

 鈴木さんからストーカー被害の相談を受けた警視庁三鷹署員が8日午後4時半前後に鈴木さんに安否確認の電話をしていたことも判明。池永容疑者は「鈴木さんが電話で話すのが聞こえた」と供述しており、捜査1課は電話の直後に鈴木さんを襲ったとみている。

 池永容疑者は8日午後、鈴木さん宅2階の無施錠の窓から侵入し、1階の鈴木さんの部屋にあるクローゼットに潜伏。「何度も遊びに来ていた」と話しているといい、事前に部屋の構造を知っていたとみられる。

 三鷹署員が同4時半前後に鈴木さんに電話をかけたところ、鈴木さんは「大丈夫です。家にいます」と返答。鈴木さんは9日にも三鷹署を訪れることになっており、その打ち合わせなどもしたという。

 鈴木さんは同4時55分ごろ、自宅前の路上で血まみれで倒れているのを発見。室内に血痕はなく、鈴木さんの肩から背中にかけて切られていることから、池永容疑者が自宅の外に逃げた鈴木さんを追いかけ、後ろから切りつけたとみられる。馬乗りになって、腹部を刺した疑いもある。

 池永容疑者は9月27日に京都市から夜行バスで上京。翌28日に鈴木さん宅に近い東京都武蔵野市の吉祥寺駅前の量販店で、凶器のナイフを購入したという。捜査1課は10日、容疑を殺人などに切り替えて送検。京都市内の自宅や大阪市内の親族宅を捜索し、パソコンなどを押収した。

ストーカーの犯人が勝手に家に侵入し、潜んで待ち伏せしていたとは驚きで背筋が凍ります。

皆さんは自宅内での防犯をどう考えていますか?

本当にあった背筋が凍るストーカー相談

実は当店でもストーカーの相談が多く、その大半は恋愛や結婚の破局が引き金になっています。

相手が男性であれ、女性であれ、ストーカー化する人は基本的に異常者に近い心理状態にあるようです。

当店の相談者の中には別れた後に復縁を迫られ、一人暮らしの自宅の周辺で毎日待ち伏せされ、付きまとわれ、インターネットでは誹謗中傷され、それでも頑なに拒んでいると玄関先に切り取られた猫の生首が置いてあった(20代女性)という衝撃的なものもあります。あまりのショックに泣きながらの相談で、話を聞き取るのも大変な状態でした。

この相談者の方も警察に相談したけど相手にされなかったそうです。「じゃあパトロールを多めにします」という当たり障りのない対応だったそうです。人間関係のこじれには大小様々な程度がありますので、警察も全てに対応できないというのが現実でしょう。でも一人一人のストーカーがそれぞれ異常者だと考えると、今の程度が軽いからといって油断していいものでしょうか。突然の衝動的な行動で、最悪の事件を起こす可能性が高いのが異常者です。警察の対応には強く疑問を感じます。

それはさておき、今回は警察も真摯に対応していたように見受けられます。相談を受け、相談者の帰宅に合わせて安否確認も行っています。警察対応の中ではレベルが高いほうではないでしょうか。帰宅して被害者も安心したことでしょうし、警察も自宅に戻ったのであれば安心と考えてしまいがちでしょう。そこに問題があります。

自宅は安全なのか・空き巣被害者の生の声

自宅に戻ったから安全。ほとんどの方がそう思うのではないでしょうか?

当店での相談でよくあるのが「空き巣被害をうけた」というものです。

空き巣って護身用品と関係あるの?だって家にいない時に被害にあうんでしょ?空き巣被害の後だったらカギ屋さんとか防犯ガラスでしょ?

こういった声が聞こえてきそうですね。

実は空き巣被害にあった方がまず感じるのは帰宅した瞬間のショック。それは当然です。家中土足で足跡だらけ、家財道具はめちゃくちゃです。何を盗られているかもわかりません。

でも次に感じるのは恐怖です。

驚きましたけど、すぐに「犯人がどこかに潜んでいたらどうしよう」と思うと怖くて動けなくなりました。

不在だったから良かったけど、もし在宅していてそれに気づかず犯人が侵入し、ハチ合わせしてたらどうなっていたかと考えるとゾッとしました。

空き巣の犯行中に帰宅していなくて良かったです。変な話ですが犯行後に帰宅できてほっとしました。

これが空き巣被害者の生の声です。

意外ですよね。お金やモノを盗まれた怒りや悲しさより先に、犯人を遭ってしまう恐怖を感じるのです。人間は財産よりも何よりも自分の命が大事という本能を、この経験者の感想は如実に物語っています。

自宅内でも最低限の護身対策は必須

自宅で待ち伏せして犯行に及んだ今回のストーカー殺人事件、後手に回った警察の対応、自宅は安全という根拠のない安心感、そして空き巣被害者が感じる自宅内での恐怖感。

皆さんはこれらのことからどのような教訓が得られますか?

まず「自宅は安全」という根拠のない常識を捨てなければなりません。

ストーカー被害で考えると、犯人に自宅を知られている以上は「自宅は最も襲われやすい場所の一つ」として認識すべきです。自宅、通勤通学ルート、学校や職場は最重要警戒箇所です。警察に相談し、ストーカー問題を解決している最中なら、せめてその期間だけでも、それが面倒であっても自宅意外の場所にいる事を考えるべきです。友人宅でもビジネスホテルでもネットカフェでも構いません。犯人が知らない場所というだけで、自宅にいるより遙かに安全です。通勤や通学のルートもおのずと変わりますから待ち伏せリスクも減ります。あとは尾行だけ気をつけ、居場所を知っている家族や友人がいればきつく口止めしておくこと(メールやSNSも含め)。これで完璧です。警察もこういったアドバイスをするべきです。

ストーカーではなくても自宅内には空き巣犯とのハチ合わせ、強盗被害、家庭内暴力、アルコールなど依存症家族の危険など様々な相談が多数寄せられています。

これでも自宅は安全と言えますか?

どのような事件や相談を見ても、催涙スプレーを玄関に置いてたり、スタンガンを寝室に置いてたら防げたのにというケースがほとんどです。

普段からそういった対策を行わず(事件の多くにはトラブルなどの予兆があります)、最終的には殺人事件などが起こってしまっています。いつもこういった事件や相談を悔しい思いで聞いています。護身用品があれば防げたのに!と思うと悔しくてなりません。

自宅は安全という思い込みは危険です。万が一の時に自分の安全を守れるのは備えがある人だけです。そしてほとんどの場合、周囲は助けてくれず、犯行は一瞬で終わり、被害をうけるのはあなたです。

自宅では最低でも玄関と寝室に護身用品が必要です。

特に危険を感じている方には、その場でその瞬間に自力で命を守るものが絶対必要であり、自分を確実に守ることができるのは護身用品だけなのです。

全国で注目される凄惨な事件はすでに起きたものであり、私達に被害者を救うことはできません。でもそれを教訓にすることはできます。第二、第三の起こるであろう事件と被害者を未然に防ぐことを真剣に考えましょう。

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